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特に意味は無い


by ぎょらんざか

「大戸屋」赤字転落は“値上げ”や“お家騒動”のせいではない 専門家が指摘するもっと深刻な理由

1790円の定食も

 大戸屋、赤字――。
報道に驚くより、「当然」と思った方が多かったかもしれない。
会社側は「値上げとバイトテロの悪影響」と説明。
それは果たして的を射ているのか。
専門家からは「そもそも大戸屋が魅力を失いつつある」との声も出ている。

大戸屋は「18年7月と今年4月のメニュー改定、そして今年2月に発覚した不適切動画の悪影響により、業績が悪化した」
との説明を行っている。

 それでは18年7月のメニュー改定から順を追って見ていこう。
当時のプレスリリースには《新登場のラインナップ》として定食が6種類、丼と雑炊が1種類ずつ紹介されている。

 最も高いのは「フォンドボー仕立ての和風ソースで食べる炭火焼きビフテキ定食」で、税込1790円(当時、以下同)だった。

 逆に最も安い定食は「大戸屋特製黒酢あんで作る さばの梅黒酢煮定食」で880円、
「アカモクと五穀ご飯のねばとろ出汁雑炊」は790円だった。

4月のメニュー改定が実施されたわけだが、
その内容は毎日新聞が報じた「大戸屋HD:値上げ、定食最大70円」の一部をご覧いただきたい
(註:引用時はデイリー新潮の表記法に合わせた、以下同)。

《定食メニューなど12品目について、23日から10~70円値上げすると発表した。
人件費や魚などの材料費が高騰していることが理由という》

《「しまほっけの炭火焼き定食」が970円から1040円に、
「ロースかつ定食」は910円から950円になる》

 2000円近いビフテキ定食となると、逆に許せるかもしれない。
「大戸屋で1040円」の方が動揺する声が多かったのは事実だ。
しかし本当にネット上で異論が相次いだのは、「大戸屋ランチ」だった。

 720円というリーズナブルな値段が人気だったのだが、こちらは値上げではなかった。
4月の改定でひっそりとメニューから消えたのだ。姑息という見方もできるだろう。
これに気付いた常連客がSNSなどに怒りの投稿を行うと、
大戸屋は10月に慌てて復活させるなど迷走した。

大戸屋の価格設定に批判的な見解がツイートされているのだ。

《ここ数年の大戸屋は酷かったからな。どんどん値上げして量を減らして…
そりゃ客は離れるわ(略)税込700円以下のメニュー拡充すべきでは》

《日高屋の生姜焼き定食が700円 しっかり食べれるけど味付けは濃いめ、、
近くに大戸屋があるっぽいから次から行こうかと考えたけどメニュー見たら900円代なのね》(註:「代」は原文ママ)

《やよい軒が700円ちょっとでからあげ定食となると大戸屋のらんち850円でミートボールは苦戦も致し方なし》

「公式サイトの写真には五穀米とみそ汁、魚、ひじきの煮物、大根おろし、漬物が並んでおり、
一見すると綺麗にまとまっています。栄養バランスも良さそうです。
しかしながら訴求力に乏しいとも言えます。お腹がいっぱいになりたいという層だけでなく、
健康志向の消費者にも響いていないでしょう。
1070円や890円という価格に問題があるのではなく、
消費者に『食べたい!』と思わせる定食になっていないと思われます。これが最大の原因なのです」




by 3590kengo | 2019-12-17 09:01 | Comments(0)